30代事務職の欧州MBA挑戦記録

受験対策からバルセロナ生活等

MBA志望理由

Noteの方ではMBAへの憧憬について記述したが、もう少し真面目に志望理由について考察しようと思う。

望まない異動によって真剣にMBA進学を考え始めたため、前々から計画的に進めていた訳ではさらさらなく、若干”ここじゃない”という衝動に駆られた点は否めない。

一方で、じゃぁ何がなりたいの?何がしたいの?となった時に、商社を志望した理由と同じ、ビジネス英語を駆使した海外人材になりたい(①)、という原点に戻ったのである。

ただ、何がしたいか?に関しては、まだ浅い自分の経験ではわからないから、幅広く様々な分野が学べるMBAを通じて、得意・不得意・好き・嫌いを見分けよう(②)と思い至った。

 

①グローバル人材

と書くと、すっごい薄っぺらく聞こえるし、実際グローバル人材だから何?という事はあるのだが、日本に留まらない国際マーケットでの自分という労働力の市場価値を考えた際に、あまりにもとるに足らないと感じていた。且つ、今後のキャリアを考えた際に、守られてる環境で成長出来ない部分が多々あると想像した。

部長・課長に尊敬出来る上司は居たものの、純粋培養で社内で育ってる人材は少なく、一度全く会社が関係ない(子会社とかではない)外の環境を経験していた。逆に、ずっと社内に居るおじさん達には、魅力を感じなかった。もし明日会社が潰れたとしても、この人達は転職出来るんだろうか…?今と同じ高給を貰えるんだろうか?と疑問に思っていた(大変生意気ながら)。

就職氷河期を経験したからこそ、転職も怖かったが、一方でこのまま景気が良い平和な状態が続くとも思えなかったのだ。いざという時の為に、ちゃんと客観的に市場で評価される人材になりたい。また、事務職だったからこそ、総合職若手と同じ仕事をする中で、成果物ベースではない給与・評価にも疑問もあった。

じゃぁ、どういう能力を伸ばしたいのかと考えた特に、”ビジネス英語”が足りないと思っていた。ビジネス英語は、所謂流暢な英会話能力ではなく、同じ国際ビジネスパーソンとしての教養も含む。様々な前提を共有しているからこそ、スムーズな会話が可能となる。それがビジネス英語だと思っている。そして、教養には言葉遣いだけでなく、普遍的な価値観や振る舞いも含まれる。

これらは、多分海外顧客とのビジネス経験・駐在経験を通じて、徐々に身に付くんだと思うが、短期集中のMBAでも基礎能力は十分身に付くと考えた。

②自己分析の期間

ずっと投資関連の部署に居て、基本は若手として言われたことを言われた通り迅速に処理することばかりしていた。苦手ではなかったし、それなりにこなしていたが、得意かとか、今後もファイナンスを極めていきたいかと聞かれると疑問だった。

元々好奇心が強い方で、あまり一つの物事を突き詰めるのが向いてないというのもある…何事も試してみないと分からないとも思っている。

だから、全く経験したことのないマーケティングや、ファイナンス自体も学び直すことで、本当に自分は何に興味があるのか?結局何が得意なのか?を見極めたかった。

 

エッセイ

上記志望理由を完全そのままエッセイに反映はしていない。実際には、ESADEが女性経営者輩出に力を入れていることもあり、社内で女性初のプロマネ~みたいな書き方をした記憶がある。また、②についても言及はせず、代わりにSustainabilityに関するFund立ち上げを在学中に検討したい、みたいな内容を書いていた。