MBA受験記録
MBA受験を本格的に開始したのは、2018年9月から。翌年3月に出願し、5月に合格通知を取得した。MBA受験をする誰かを後押し出来ればと思い、情報を参考までに記載。
基本情報
年齢:出願時30歳
海外経験・期間:香港1年・北京2年・ボストン1年、勤務1年ロンドン
費用:私費
GPA:3.73
GMAT:600
IELTS:8.0
カウンセラー: L-ink
海外経験はあるものの、自分は中途半端な帰国子女だと思っている。香港は幼過ぎてほぼ記憶なし、北京は日本人学校へ通ったし、ボストンに行ったときは既に高校2年生だった。なので英語は基本義務教育で身に着けたが、海外経験があることはエッセイの売りにはした。
スケジュール
2018年7月 | TOEFL・IELTS1回目受験、IELTS 6.5記録 |
2018年9月 | カウンセラー雇用、履歴書/エッセイ作成・GMAT対策開始 |
2018年11月 | IELTS2回目受験8.0、IELTS終了 |
2018年12月 | GMAT1回目受験 |
2019年1月 | 推薦状取得・エッセイ完成 |
2019年3月 | 出願 |
2019年4月 | 面接 |
2019年5月 | 合格 |
GMATは1月、3月に再受験。また試しにGREも3月に受験したが、思ったように点数が伸びず、結局12月最初に受けた点数を使った。 お金勿体ない…
受験費用
大体ざっくり50万円。
試験費用 | 181,660 | |
IELTS | 50,760 | 2回 |
TOEFL | 25,850 | 1回 |
GMAT | 82,500 | 3回 |
GRE | 22,550 | 1回 |
カウンセラー | 259,200 | 面談6回、エッセイ指導2校 |
合計 | 440,860 |
参考書はマスアカにGMAT・GRE・IELTSの過去問を購入。全てメルカリで売却。
あとは経歴書の英訳を4千円で発注したくらい。
対策
1.英語
最初にTOEFLとIELTS両方受けてみて、どっちが自分に合っているか確認。PC試験が苦手だと感じたことと、イギリスに2017年まで居たのでイギリス発音には慣れていると思い、IELTSで対策することにした。
ターゲットバンドという対策本が非常に役に立ち、このおかげでReadingとListeningが満点を取れた。更に、Amazonレビューを書く条件で無料で貰えたため、非常にラッキーであった。
早めに英語の点数が取れたことは、この後の受験勉強を楽に…しそうだが、GMATは辛かった思い出しかない。
2.GMAT
マスアカとWeb(http://gmat.usautstudy.com/sc)を参考にして対策。Verbalの点数が全然伸びなかったため、もし出願時期を次年度にしていたら、GREに完全に移行していたかもしれない。
3.エッセイ&推薦状
たまたまWebで検索して見つけ、Skypeで気が合いそうだったカウンセラーを契約。メールでの相談は無制限だったため、お得だったと思う。出願校選択のアドバイスとスコアメイク含むスケジュール指導をして頂いた。
当初はアジア系MBAへの出願を考えていたが、相談するうちにヨーロッパの方が向いているだろうとなった。その選択は間違っていなかったと思うため感謝している。
エッセイは、カウンセラーとたたき台・ドラフトを数回に分けて作成。自分について体系的に語るのが苦手なため苦労したが、最終的に同僚のアメリカ人に全部手直しして貰った。尊敬する人物の御題で、Jack Maについて書いた話が、福沢諭吉になっていたのは衝撃だったが、納得出来る内容だったのでそのまま提出した。
推薦状は、ロンドン時代上司だった豪州人女性と外資コンサルに転職した元同僚の日本人男性にお願いした。特にドラフトもこちらでせずに、全部書いて頂いた。そのうえ、非常に良い事ばかりの内容で(まぁ推薦状だからだけど、それでもべた褒め頂いた)、二人には本当に感謝してもしきれない。
4.インタビュー
想定質問をもとに回答を作成。ケースインタビューは基本業務に関係するものが出ると聞いていたため、特に対策せず。前述のアメリカ人の同僚に、飲みながら軽く英会話して貰ったくらい。
ESADEのリクルーターとは、面接前に2度顔合わせしていたのも功を奏したようだ。1度はイベント(模擬授業)、2度目は質問のセッションをお願いした。
総論
以上で、GMATは苦労したが、GPAと英語が高かったのと、面接エッセイもあまり苦労せずに乗り越えられたことで、短期間でMBA受験を終えることが出来た。
予備校に通うとあっという間に100万とか、人によっては300万とか飛んでくんだろうところ、50万で抑えられたのも、私費で渡航する身としては大変助かった。
もっと早くMBAを意識してじっくり対策をしていたら、GMATも違った結果になっていたかも?違う学校も本腰で検討したかも?とも思うが、思い立ったが吉日タイプ(逆に言うと普段は優柔不断)なので、これはこれで成功ルートだったと思う。